1級建築士(学科)【法規】防火規定とは?

建築基準法の単体規定の内、主要なものの1つが「防火規定」です。

防火規定は「耐火建築物」「耐火構造」「防火構造」など似たような言葉が多く、苦手意識がある人が多いのではないでしょうか?

ここではまず、防火規定の「目的」や「主な内容」をざっくり解説していくよ。

防火規定の目的

防火規定は、火災に対する「人の安全性」を確保することを目的としています。

火災に対する「人の安全性」を確保するにあたり、主に次の3つのことが規定されているんだ。

1.火災に耐えること

耐えるというのは、「建物内の人が避難し終わるまで耐える(倒壊しない)」ということだね。

たとえ火災が起きたとしても、避難にかかる時間を確保でき、安全に避難が出来れば、人の安全性は確保されます。

そのため、耐火建築物や準耐火建築物などは、避難に必要な「耐火時間」が主要構造部ごとに定められています。

2.火災を抑えること

抑えるというのは、「建物内で火災が広がらないように抑える」ということだね。

たとえ火災が起きたとしても、火災を最小限に抑え、避難経路を確保できれば、人の安全性も確保できます。

そのため、火災が広がらないように、一定の範囲や場所を「区画(防火区画)」することが定められています。

3.火災から守ること

守るというのは、「周囲で発生した火災が燃え移らないように守る」ということだね。

どこかで起きた火災がどんどん広がっていくと、被害は大きくなり、人の安全性は確保されません。

そのため、隣地境界から近い場所(延焼のおそれのある部分)は、外壁を「防火構造」にしないといけなかったり、窓などの開口部は20分の遮炎性能を持つ「防火設備」にすることなどが定められています。

防火規定について、大まかな内容はわかったかな?

それぞれの細かい規定については、後日解説していくよ。

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